小泉首相、最近は独自の思想というか本人だけが明快な説明だと納得して、実際には理解に苦しむ発言が非常に多いわけですが、はっきり言ってあっしはもう情けなさ過ぎてひたすら無視して耳にいれないようにしてきたのである。
しかし今回ばかりは黙っているわけにはいかんぞ、ライオン丸よ!!
小泉純一郎首相は2日、宮崎県の高校3年生が武力に頼らないイラク復興支援を求める5358人の署名を提出したことについて「よくイラクの事情を説明して、なかなか国際政治、複雑だなあという点を、先生がもっと生徒に教えるべきですね」と述べ、教育のあり方に注文をつけた。首相官邸で記者団に感想を聞かれ答えた。
首相は「署名を読みましたか」との記者団の質問に「いや、読んでません」と述べた。さらに「読む考えは」と聞かれ「自衛隊は平和的貢献するんですよ。学校の先生も、よく生徒さんに話さないと。いい勉強になると思いますよ。この世の中、善意の人間だけで成り立っているわけじゃない。なぜ、警察官が必要か、なぜ軍隊が各国で必要か」と語った。(毎日新聞)
他にもココログで取り上げてる方が何人かいらっしゃって、そんなみなさんと同じようにYahoo!のヘッドラインで見つけたのですが、ちょっと、ほんとにライオン丸おかしいんじゃないのかと!
もう「である」口調なんてこだわってる場合じゃないので一人称以外は普段の言葉で綴らせてもらいますが、ちょっとホントに信じられない発言である。
「先生がもっと生徒に教えるべき」と言うけれど、先生たちが生徒に教えられるような自衛隊派遣の正当な理由を一度でもしっかりと説明したことがあったかライオン丸!
まあ最悪そう考えたにせよこの記事の書かれ方からすると署名は見る気もないということでしょう。これで5000人以上の若人が日本の政治に絶望したことでしょう。
太字でも使わないとやってられませんホントに。
高校生たちが自分たちなりに一生懸命にイラクについて、自衛隊について、憲法について考えて起こした行動を「子供だからよくわかってない」(とは言ってないけどそういうことが言いたいんでしょう?)「教師の指導が悪い」と切り捨てる。1国の首相としてどうなんですかライオン丸よ!
まともな指導者なら考えを変えないまでも少なくとも「誠実にうけとめる」とか「直接会って説明したい」というようなコメントを出すんじゃないんですか。
この間も野党議員の「もしもの事があった場合には?」という質問にただひたすら「安全には万全を期している」の一点張り。
“もしものこと”ってのは起こりうるんだから当然想定していてしかるべきなんじゃないんですか。
本当に最近は質問にもまともに答えないで自分の考えだけを延々と述べ続けているよなあライオン丸よ。
まあ正直民主党もだいぶふがいなんだが…。
靖国参拝のときも確か「周辺諸国の理解は得られる」とかのたまってたよなあライオン丸。
例えば周辺諸国の理解を得るよう説明するとか努力すると言うのならまだ一応わからないでもないが「理解は得られる」と言い切りおった。何の根拠だそれは!?
確かその後肝心の周辺諸国から次々に反発のコメントや強い抗議があったはずなんですが、どこが理解が得られてるんでしょうか?
本当に小泉にはもううんざりである。
変に信念みたいなものがあってそれを曲げないからなお癖が悪い。
正直な話彼が首相になった当時はあっしもこれで日本の政治が変わるかとほのかな期待をいだいたものである。
はっきり言おう。
ますます悪くなってるよ!!
特に今回は高校生の国を憂う気持ちをふみにじったという意味で本当に本当に深く失望し怒りを感じている。
本当にもうこの国の政治には絶望的な気分にさせられる。
そしていまだに国民の半分がこのライオン丸を支持しているという事実が許せない。
もう絶対選挙なんか行くもんかと思うのだが、あっしのたった1票といえども投じなければますます政治は変わらないので、きっとこれからも選挙には行き続け、そしてこの国の政治に絶望し続けるのだろうと思う。
なんだか文章書いてるうちに怒りに震えてきてしまった(苦笑)
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